過去のセミナー等 2010年度

 サイタマ・レディース経営者クラブでは、埼玉県との共催によるトップレディースセミナー、経営革新セミナーを開催しています。埼玉県産業労働部産業支援課と連携し、会社経営の基本、経営に役立つ情報提供を行うと共に、現在活躍中の講師を招聘し、経営者としての資質の向上と経営力の強化を図ります。

担当:事業委員会

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第2回 「経営の現場で学ぶ研修会」   2011年3月10日 木曜日

 3月10日、さいたま市緑区にあるファームインさぎ山にて藁炊きご飯体験と柿渋染体験を開催しました。
 オーナーの萩原さんよりお話しを伺った建物は、天然素材による、人にやさしい「赤山渋」の塗料を使った趣のあるところです。萩原さんは日本におけるグリーンツーリズムのさきがけとして活動し、食育や農業体験など土への思いのこもったさまざまなサービスを提供しています。

 当日は、農業体験ビジネスのお話しを伺ってから、まずは藁炊きご飯の体験です。あっという間にご飯は炊きあがり、余熱で藁に残っていた穂を入れるとご飯がポン煎のようになり嬉しいおまけとなりました。炊きあがったご飯で早めの昼食。アメリカから取り寄せたという緑色がかった生卵をかけてのご飯です。久しぶりの卵かけごはんはとても美味しく、おかわりをしてしまいました。お弁当のおかずも美味しく、とても太い牛蒡、ひじきの煮物、季節の野菜の天麩羅と贅沢なメニューでした。その日の体験者は他に幼稚園の団体と横浜からの農家の団体でした。広大な敷地に、畑と田んぼ、柿の木、昔の日本ではよく見られた風景がそこにはありました。

ファームインさぎ山 写真1

 「自給自足」生活体験が今の日本にはこれが商売になるのだとびっくりしました。昼食後、渋柿の液につけてシルクスカーフを全員で作成。
 その後、会場を移動、同じ緑区の株式会社太陽商工に企業訪問しました。平成12年に中小企業として初めての埼玉県男女共同参画推進事業所表彰を受けるなど女性の活用を積極的に進めてきた企業です。参加者からは、従業員の雇用についてなど、沢山の質問があり、丁寧に池田社長は答えて下さいました。自らの失敗も話してくださり、私のような新米経営者にはとても貴重な勉強になるお話でした。そしてその後解散となりました。
 余談ですが、翌日に東日本大震災が発生いたしました。今まで普通に出来ていた事が、出来なくなることがこんなに大変だったのだと改めて知らされました。多くの被災した方々、亡くなった方々の分、自分で出来る小さな事を積み重ねて、これからの日々を過ごしていきたいと思います。

1.ファームインさぎ山にて

 経営の現場で学ぶ研修会が開催され、萩原ひとみさんの「農業体験ビジネスに触れてみよう」との主題のもとファームインさぎ山に於いて藁炊きごはんの体験と柿渋染体験を致しました。大宮という都市の中に広い雑木林と畑がある事にまず驚かされました。

 バブル経済崩壊後、植木生産農家であった萩原さんは、植木も売れず、きびしい経済状態になった時、グリーンツーリズムという言葉を知り、通信講座で経営や実践方法を学んだそうです。広い宅地を開放し、農業体験他、かあちゃん塾ファームインさぎ山を開講したそうです。私達が行った時には、他に幼稚園のグループ、小学生のグループ、中年女性たちのグループがおり、それぞれ別のことをしていました。
 藁炊きごはん炊きは、初めての経験でした。藁はもうもうと黒煙をはき、大空へ流れて行きました。藁は薪より火力が強いのだそうです。昼食は炊きたての御飯と自給自足の野菜料理を農業レストランでおいしくいただきました。野菜の栽培をするのも落葉のお掃除をして腐葉土を作るのも、すべてイベントの一つなのです。すごいアイデアです。萩原さんは一昔前の堅実な日本女性の典型のような方です。ひっつめ髪で化粧一つしないぴかぴかの膚(化粧品会社が聞きに来たそうですが、顔は水で洗うだけだそうです)。絣の作務衣で動き回っています。

 食後は雑木林の中で絹のスカーフの柿渋染を致しました。二人一組で茶色の液の中にひたし、次に春風の中で自然にぱたぱたと乾かすという、おもしろい体験でした。太陽と大地と風のすばらしい環境のもと、参加者に生産する楽しみを与え心を癒してくれる仕事を提供する経営者にお会い出来た事に感謝致します。

2.(株)太陽商工にて

 3月10日に「第二回経営の現場で学ぶ研修会」に参加いたしまして、株式会社太陽商工の池田社長に、現役経営者の貴重な話を伺うことができました。
 太陽商工が創立以来、快適な住環境の実現を追求され、池田社長は当時まだ男性中心の建築業界で女性として初の資格を取得されました。その後も社内で全員に資格を取ることを推進し、取得為の初回受講料を会社が負担するなどさまざま支援を行い、現在200名近くの社員が有資格者となっています。

 どのように社員にやる気を起こすのかと質問したところ、社長が独自に考えられた社内評価を語ってくれました。その方法は自己評価、上司からの評価、他人からの評価に分けられ、年に2回、一人一人と面談し、評価数をつける方法です。その中で3つの評価数字がかけ離れた人に再度ヒアリングし、最終評価を行い、3つの評価にズレの少ない人がOKだそうです。
 このように時間と手間を掛けて、社員を大事にしてきた成果、最後に社長が古希祝いのエピソードを話してくれました。今年2月に全社員が社長のご家族と一緒に池田社長を内緒に盛大な誕生日パーティーを企画しました。当日社長が全く知らずに出席していたら、全社員からお祝いをもらい、本人も思わずうれしい涙をながしたと、人生にとって一番うれしい日となられたそうです。この話を聞いた自分も深く感動し、いつかこういう日に出会えるように頑張ろうと強く思いました。
 大変、勉強になる研修会に参加させていただき、改めて感謝を申し上げます。

第1回 「経営の現場で学ぶ研修会」   2010年9月10日 金曜日

地域に根ざした独自の取り組みが評判の川越市の会員企業2箇所を訪問しました。
 1、(有)アイワメディカルサービスにおいて昼食会と施設見学
 2、菓匠右門 時の鐘店の見学と川越の町並みを散策 
 3.黒豚劇場川越入り口店において意見交換会

1、アイワメディカルサービスにおける「育児・育母支援」の取り組みを体感する。

有限会社アイワメディカルサービスは、地域に密着した母子病院として高い評価を得ている愛和病院の運営サポート企業です。少子化、産科医不足、産科医療施設の相次ぐ閉鎖等の厳しい社会情勢の中、順調に分娩数を伸ばしてきた愛和病院の成功の秘訣を、病院施設の見学を通じて学んできました。

愛和病院では、病院もサービス業であるとの理念の下、出産前後のお母さんをあらゆる面からサポートするために、ハード・ソフト・ヒューマンスキル三位一体となった「育児育母支援」の取り組みをしています。
 まず驚くのは、病院の概念を超えた施設です。受付・ロビーから病室に至るまで、館内はホテルと見紛うばかりのつくりで、病院臭さと言うものが微塵も感じられません。また、入院中のお母さん達が心豊かにお産と向き合えるよう様々な工夫もされています。料亭の昼膳を導入するなどの美味しい食事、ラウンジでのドリンクサービス、セミナーやコンサートの開催等、女性であるお母さん達にとって嬉しい心遣いが随所に溢れています。
 何より、愛和病院の理念の結晶とも言うべき「愛ちゃんワールド健診センター」では、出産前後の長いスパンで育児・育母支援をするため、医師・看護師だけでなく社会福祉士・保育士・ベビーシッターなど、育児をとりまく様々なエキスパートがお母さん達をサポートしています。育児で孤立してしまいがちなお母さんにとって本当に心強い応援団です。
 また特筆すべきは、病院スタッフのための保育施設です。医師や看護師はじめ病院で働くお母さん達が安心して仕事ができるよう、夜勤にも対応しています。病院中どこでも、スタッフの笑顔と行き届いた応対に接することができますが、それもES(従業員満足)を重視した職場環境づくりがあってこそのことと思われます。
 愛和病院のこうした様々な取り組みは、お母さん達の圧倒的な支持を受け、ここで出産した人は必ず次もここで生み、また第一子をここで出産した人は二人目三人目を儲けるそうです。これぞまさしく究極の少子化対策ではないかと、つくづく感じ入りました。

(有)アイワメディカルサービス 写真1 (有)アイワメディカルサービス 写真2 (有)アイワメディカルサービス 写真3 (有)アイワメディカルサービス 写真4
 

2、菓匠右門における、蔵造りの街並みの中での店舗展開を知る。

菓匠右門は、「いも恋」をはじめとするさつまいものお菓子で知られたお店です。川越の蔵造りの町並みに「一番街店」「時の鐘店」の2店舗を展開しています。「時の鐘店」を見学し、原材料から品質にこだわった商品について、川越の文化にこだわった店舗展開について学んできました。

右門は、菓子業には次の五役があると考えています。
 人生の節目
 季節の移ろい
 誰かを想う心
 心地よいひととき
 もてなしの一場面
これらを彩ることです。
この五役を果たすために、最高の商品をあたたかいサービスを添えてご提供する。
それがわれわれの役割です。
菓子は人の心を豊かにし、人と人との関係をあたたかくしてくれます。
子の成長を祝い、大切な人を思い出すきっかけを作ってくれます。
このような大切な方にお届けする菓子は、美味しさはもとより安心安全でなければなりません。
右門はできるだけ原材料の生産者の顔が見えるよう農家さんと年間契約し栽培を依頼しています。

<さつま芋>
茨城県大洗海岸からのミネラル分たっぷりの海霧とBM農法(化学肥料を使用せず自然界の微生物を活用し有機質の堆肥を用いた特殊農法)により栽培されたさつま芋を使用。
年に1回芋ほりツアーを開催し、右門農園の芋畑をお客様に直接ご覧頂き芋ほりを楽しんでいただいています。

<もち米>
新潟県山古志の山あいの棚田で栽培された黄金餅と幻のもち米といわれる梅三郎餅(収量が少ないため特定の商品のみ使用)を使用。
梅三郎餅ははざかけ天日干しされたもち米です。
今後もこの取り組みを強化し原材料の確保に努めて行きたいと思います。

<歳時記の発信>
私たちの暮らす日本には季節ごとに様々な歳時記があります。
古より伝えられた歳時記を継承していく事も大切な私たちの務めとし、七夕には笹を、十五夜・十三夜にはすすきをなど、ご家庭でお楽しみいただけるよう菓子に添えてプレゼントさせていただいております。

菓匠右門 写真1 菓匠右門 写真2

 また、年1回3月にお客様感謝祭を石田本社工場にて開催いたしております。
日頃お客様に直接お目にかかれない弊社の菓子職人も、どら焼き体験や上生作りの実演等を通して終日お客様と過ごさせていただく我々もとても楽しみにしているイベントです。
等など、今後とも右門の取り組みを見守っていただけましたら幸いです。

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